ソウルから北朝鮮を見に行くと言ったら、臨津閣(イムジンガク)が一番有名ですよね。
でも、調べてみたところ臨津閣から見えるのはDMZ(非武装地帯)。
ツアーに入ってDMZの中に行かないと北朝鮮は眺められないようでした。
正直、ツアーに入るのは時間の制約もあるし、値段も高い!
そういうわけで、僕らが向った先はこちら
「烏頭山統一展望台」オドゥサントンイルチョンマンデ(오두산통일전망대)
臨津閣駅からちょっと手前の「金村駅」からアクセス出来る展望台。
「鰲頭山」という表記されているものもあります。
ここは臨津江に接した山の上にあり、北朝鮮との間にDMZは存在せず、約2キロほどの川幅の向こう側は、もう北朝鮮のエリアなのです。
それでは、行ってみましょう~
烏頭山統一展望台から北朝鮮を見てみよう!
というわけで、ダブルツリーbyヒルトン ソウル パンギョのモーニングビュッフェをサッサと済ませて、午前中に金村駅にたどり着きました!
もっと田舎の村を想像してたんですが、結構賑やかな駅前です。
周りにはお店もたくさんありました。
事前にネットで行き方を調べに調べ大体わかったことは、金村駅から烏頭山統一展望台への行き方は、
900番バスでこのような行き方
もしくは033バスで次のような行き方
いずれの場合も展望台のある山の麓までバスで行き、その後は徒歩で登ることになります。
麓の駐車場からは1678m、徒歩32分となっています。
しかし、僕らが選んだアクセスはタクシー。
駅前でkakaoタクシーで配車しました。
なぜかって言うと、時間がもったいなかったからです。
そして、タクシーで約20分。16,000ウォン程で来ることが出来たのです。
バスを小一時間乗ったあとに、30分かけて山を登ることを考えたら、タクシーの選択は大正解でした。
ちなみに、先人たちのブログやYouTubeなどでは、麓の駐車場からシャトルバスがあるとの情報がありましたが、残念ながら完全にサービス終了となっているので、シャトルバスを期待しないように。
展望台前の広場には偉人の像が。
対岸にあってもおかしくなさそうな見た目だけど、南側の偉人です。もちろん。
展望台に入らなくても、すでにここからは対岸の北朝鮮がよく見えました。
でも、もちろん展望台には入りましょう!
何せ入場料はタダですから!
無料でチケットを発券できるようになっていました。
(後で調べたところ、今年1月から無料になったそうです)
券売機にはどこの国から来たか選ぶボタンがあり、入場者数と国のカウントのために利用されている状態でした。
館内には、統一を願う様々なオブジェが展示されています。
子どもたちから北に向けたメッセージなのかと思いましたが、どうやら脱北してきた子どもたちが描いたものなんだとか。
いよいよ、メインの展望フロアです。
屋上の広々したスペースから存分に北朝鮮を眺める事が出来ます。
肉眼ではこんな感じの眺め。
そして、ここはただの観光施設ではなくて、政治的意味合いの強い施設ですから、望遠鏡もタダで利用できるのです。
望遠鏡にスマホのレンズを寄せると写真も結構ちゃんと撮れるもんです。
歩いてる人や、自転車に乗ってる人なんかも確認できます。
うわ~、愛の不時着の世界だぁ~
って感動です!
でも、実はここの村は、南側から見られていることを前提に、予算を投じて集合住宅なんかを建てた特別な村なんだそうです。
それでも途中で放棄された建物なんかもあるみたいで、ある意味、北の厳しい状態をよく現してるのだなと感じます。
さて、建物の最上階に行ってみました。
なんと、そこはオシャレなカフェ。
北朝鮮を目の前にこんな感じの施設とは、なんとも不思議な感じ。
コーヒーを飲みながら北朝鮮を眺める人たち。
半島統一のジグソーパズルなんてのもありました。
存分に堪能したので、展望台をあとにします。
お昼ころには出て、ソウル市内の観光に行こうと思ってたんですが、意外と長居してしまいました。
帰りはタクシーではなく、徒歩で山を降ります。
こんな道路なので結構気分良く歩けます。
そして、山を下りきると出入口のゲートにはこんな案内が!
そうです。
「2024年1月20日をもって、シャトルバスは廃止しました」とのことなのです。
なので、かつてのシャトルバス乗り場は寂しい感じになってます。
ガッラ~ンっです。。
奥にはお土産屋さんとかあったみたいですが、閉まってました。
そのかつてのシャトルバス乗り場の前の大通りにあるこのバス停で金村駅行きのバスを待ちました。
900しか表示されてないけど、大丈夫か??
と思ってましたが、NAVERマップでは033バスでも行けると出てるので、最初にやって来た033バスに乗り込みました。
バスは山間の高級リゾート地のような家々の通りを行き、なんとその後はプレミアムアウトレットへ着きました。
軽井沢か⁈
北朝鮮に近い金村駅の場所から、田舎を想像していたのですが、どうやらこのあたりパジュ市は高原リゾート的なところの様でした。
小一時間で駅まで帰って来ました。
これからソウルに戻って、韓国メシをいただきます!
その様子は次回の記事で!
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