この夏の高雄旅行。
目的の一つに「バラマンディ釣り」がありました。
台湾 高雄でバラマンディ釣りに挑戦!
バラマンディとは
バラマンディとはスズキの仲間の大型魚で、高知四万十川にいるという釣り人憧れの伝説の魚「アカメ」にそっくりな魚なのです。
アカメとの違いは目の色。光が当たると金色に光るということで、中国語では「金目鱸」と書きます。
そんなバラマンディを釣ることが出来る釣堀が高雄郊外にあるということで、事前に色々と調べました。
しかしながら、このバラマンディ釣堀をwebで大きく宣伝しているようなところは皆無で、基本的には現地在住のコーディネーターに3万円ほど支払い、連れて行ってもらうのが一般的なようで、ネットにはそのような情報だけが散見されました。
バラマンディ釣りが出来る釣堀 「南寮休閒釣魚池」
そんな中ですが、一軒だけFacebookに情報をあげている釣堀がありました。
それがこの「南寮休閒釣魚池」
高雄から北北西へ直線距離で約16KM。
南寮漁港のすぐ脇にあります。
アクセスは一番近いMRT駅からタクシーで行くことに。
最寄駅はREDラインの終着駅から一つ手前の「橋頭火車駅」
外には非常にレトロな昔の駅舎が残されています。
さて、ここからが少し大変。
まずこの橋頭駅前の小さなロータリーにはタクシーはいません。
少し駅前を歩き大通りに出ました。
そこで待つこと10分ほど。ようやくタクシーを捕まえることが出来、目的地を告げました。
ただ、やはり釣堀の事は知らないらしく、南寮ならあっちだろう的な感じで動き出しました。
google mapで見ると細い道路ならそれほど遠くはなさそうなのですが、タクシーは幹線道路をひた走り、結局REDラインの終点の南岡山駅前なども通過して、マイナーな駅で降りた甲斐は全くの無でした。。。
最終的には自分のgoogle mapで案内してようやくたどり着きました。これなら最初からこっちがナビしてればよかったです。メーターは350程になってました。
そうしてようやくたどり着いた「南寮休閒釣魚池」
うん、Facebookに載ってたとおりだ。間違いないです。
が、人がいません。
門は閉まってないのですが、誰も人がいません。
まさか休み??
ここで究極の選択を迫られるわけです。
このままタクシーを帰して、従業員が現れるのを待つか。
しかし、万一休業だった場合、帰る手立ては皆無。完全なる田舎の漁港。流しのタクシーなどいるはずもありません。しかも南国の炎天下、歩くことなど到底できません。つまり、ここで諦めて駅に折り返すか。
どうするべきか考えていたところ、タクシーの運ちゃんは港にいる人に聞けばいいという。
しかし、田舎の港で釣りをしている釣り人にいきなりわけのわからん外人が話しかけたところで、警戒されるだけでは?
そこで運ちゃんに一緒に来てもらい話を聞いてもらいました。(さっきまでは遠回りしやがって~。と思ってましたが、結果的にはすごくいい人で良かった)
港で釣りをしている人に話を聞きましたが、結局知らないとの事。
そこで、Facebookに乗っていた番号に電話してもらいました。しかも運転手の携帯で。
そしてようやくわかったのは今は昼休みで誰もいない。そのうち行くから自由に釣りをしていてくれ。ということ。
それでは、実釣です!
本当に頼りになった運転手さんに丁重にお礼を言い、無人の釣堀で釣りを始めました。
釣堀の様子についてお伝えしますと、左右に同じくらいの大きさの池が二つ。
水道とトイレが脇にあります。
建物の方には、簡易なテーブルとイスが数セットといった感じ。
釣りの方はというと、むすこの竿に大きなアタリがありましたが、あっという間に糸が切られてしまいました。そしてよく見ると竿先が折れているではないですか!実は携帯性を考えて、ちょい投げの振り出しリール竿だったのです。
本気でバラマンディを釣ろうと思ったら、やっぱりそれなりのタックルが必要ですね。
ルアーはバーブレスのミノー、スプーン。ワームフックはバーブレスが手に入らなかったので、自分で返しをつぶして使用しました。
大きなアタリは赤金のミノーにきました。
ワームは赤が良いらしいです。
そうこうしている内に店員もやって来ました。
そして、地元の人たちが何人かやって来て、テーブルで飲み始めました。
しばらくすると、手前側の池の桟橋からエサをあげ始めました。
ばしゃばしゃと波打つ水面。魚たちが集まっているのです。
そこにおじさんが投網を投げます。
採れたのはあまり大きくはない魚。
早速しめて調理してました。
どうやらお客さんたちが魚料理を注文したからの様です。
しかし、まだまだ波打つ水面。
「そこで釣っていいの?」と聞いたところ。別に構わんとのこと。
早速そこで息子と二人でルアーを投げ入れます。
そしてもちろんジャンジャン釣れちゃいます♪
釣れた魚はこれ
「ティラピア」ですね。
バラマンディでなくて残念でしたが、自分たちのタックルにはちょうど良い引きでティラピアがルアーで入れ食いです。
そして、しばらく釣って魚たちが落ち着いてきたころ。我々も疲れと暑さでいっぱいいっぱい。
バラマンディは釣れなかったのですが、まぁ満足だねっといったところで釣り終了としました。
料金は二人で400元。何時間釣っても一人200元だそうです。エビ釣り堀に比較してもめっちゃ安いですね。
どうも本職は養殖業で、そこでちょっとお金払えば遊びで釣りして良いよって感じのシステムになっているような印象を受けました。
それから、最後にこれはちょっと大変だろうなと思ったこと。
帰りの交通手段です。最初から帰りはお店の人にタクシーを呼んでもらおうと思っていたのですが、お店のおじさんとおばさんに聞いたところ、困った表情を浮かべるばかり。
赤い目で大分イッちゃってる感じの飲んでるおじさん達が会話に入って来て、何とかしてやるとのこと。
おじさんに勧められ「檳榔(ビンロウ)」にも初トライ。
苦くて美味しくないです!
あっ、でもなんか目が覚めた感じ。だるさも抜けました。結構ハマったら危ないかも。。
しばらくすると、一台のグレーのセダンがやって来ました。タクシーカラーでもなく、マークも何もついてない、普通のセダン。大丈夫なのかと乗り込んでみるとダッシュボードの下の方にメーターが。
どういうシステムなのかわかりませんが、とにかくタクシーとして行ってくれるそうです。
お世話になった飲んだくれの皆さんにお礼をいい南寮休閒釣魚池を後にしました。
帰りはREDラインの南岡山駅へ。
メーターは270元でした。
もし、これから南寮休閒釣魚池へ行く人がいたら南岡山駅からタクシーで行くことをお勧めします。
ティラピア爆釣でまぁまぁ満足の釣行でした。
いつかまたリベンジしようかなぁ~
コメント
はじめまして。
こちらのブログを参考に、釣行を決意いたしました。
釣り場のマークはしていましたが、最終的にこのブログをみてここに決めました…
ありがとうございました!
コメントありがとうございます。
良い釣果を得られるようお祈りいたします。