正月明けてからの平日、休みが取れたのでヒルトン小田原に行ってきました。
数年前、ヒルトン小田原の初訪問時の感動と、その時感じた疑問について再編集しました。
(当時はまだオナーズゴールドでした)
ヒルトン小田原へ行ってみた!
これがまた大変に贅沢な作りのホテルでして、本当にビックリでした。
まず、驚いたのは敷地の広さ。
ヒルトンのマークのあるゲートを過ぎてからも、延々を坂を登りつづけ、建物の前の駐車場につくまでに大体1kmくらいありました。
建物は正面からはこんな感じ
「ヒルトン小田原リゾート&スパ」というのが正式名称らしいです。
さて、中に入ってチェックインです。
ヒルトンオナーズの人は専用カウンターがあるのですが、先客がいたため普通のカウンターで済ましちゃいました。
ロビーフロアはこんな感じになっています。
これは海外のヒルトンと比較してもかなりランクが高い方の造りに匹敵するんじゃないでしょうか。
ロビーにはクリスマスとお正月のイベントということで、かなり大きめのジオラマ的な飾りがされていて、ちょうど撤収作業をしているところでした。
ちょっと残念ですが、見られてよかった。
私の憧れの車、ランドローバーディフェンダーが!
いつか本物のディフェンダーが欲しい~
昔、サハラ砂漠でディフェンダーを運転したことがあるんだ!
その時から大ファンになってしまったのです。
さて、それではお部屋に入ります。
普通部屋の予約でしたが、オナーズゴールドの特典で和洋室へアップグレードです。
ここは、他のヒルトンと違ってエグゼクティブフロアやラウンジはなくて、専用プラン申込者か有料で利用するオーシャンラウンジというのがあるそうです。(ただし、オナーズのダイヤモンドステータスの場合は使えるそうです)
エクストラベットにもなる大きなソファは低反発でとても心地よいです。
ウェルカムフルーツというかスィーツとミネラルウオーター2本がサービス
洗面はオーソドックスです。
そしてアメニティは海外と一緒のおなじみのもの
でも、ここは日本らしく大浴場があるので使いませんでした。
しかも、天然温泉の大浴場なんです。
部屋にはバルコニーが二つあって、眺めは最高。
下の庭に行ってみました。
結婚式用のチャペル。
海も見えるし、夏のいい天気の日だったら南国リゾートウェディングみたいかもしれませんね。
夏場だけ営業しているレストラン。
向こうに見えるのがプールの建物。
プールもホントに凄いんです。
そのことについては、この後記事にします。
ウェディングの時に使うらしきリムジン
小田原の人は結構利用するのかな?
ヒルトンで結婚式なんて料金高いんだろうな~
プールの隣には広大な広場が
すごく広い公園みたいですけど、ホテルの庭なんです。
さらにその脇にはグランドゴルフ場と屋外と屋内のテニスコート、卓球場、ゴルフ練習場と大変な充実っぷり
建物地下一階にはゲームセンターとなんとボーリング場!
こんなに施設が充実のホテル、聞いたこともありません!
なんともヒルトンらしからぬ施設です。
キッズコーナーもすっごく広いです。
この他にも赤ちゃん用の遊具がいっぱいのお部屋も(よその赤ちゃんがいたので写真は遠慮しました)
段ボールで出来た迷路。
手作り感が微笑ましいですね。
ヒルトン小田原 生い立ちの謎に迫る!!
さて、ここでどうしても気になる点。
どうしてここはこんなにも豪勢で、そして(良い意味で)ヒルトンっぽくない点がたくさんあるのか。
その答えは、このホテルの生い立ちに理由がありました。
実はこのホテル。
バブルの絶頂期に計画され、現在の独立行政法人雇用・能力開発機構の前身「特殊法人雇用促進事業団」が皆様の雇用保険料445億円という大金(事業者負担分だけということですが、結局は同じ事)を惜しげもなく使って建てられた勤労者福祉施設「スパウザ小田原」という超豪華福祉施設でした。
しかし、営業が開始された頃には、すでにバブルははじけた後で、その豪華すぎる作りとそれに伴う高すぎる維持管理費に、あっという間に世間の批判の的となってしまったのです。
そして、開業からわずか6年ほどで廃止することが決まり、処分に困った事業団はホテルを丸ごと小田原市へ8億5千万円という破格の値段で払い下げ、その委託運営者として手を挙げたヒルトンが運営することとなったわけです。
さらに、その後ヒルトンが正式に小田原市から9億円ほどで買い取ることになり、小田原市、ヒルトンともにめでたしめでたしで、残りの436億円はどこへ行った?ってな話なわけです。。
①特殊法人雇用促進事業団 445億円でホテルを建設
②8億5千万円で小田原市が購入 (436億5千万円が消える!)
③9億円でヒルトンワールドワイドが購入 (小田原市5千万円儲ける?)
【結果】ヒルトンが445億円のホテルを9億円で手に入れた!
ただし、小田原市はこの施設を持て余し、東日本大震災後に改修費に困り、ヒルトンに急いで売った経緯があり、国に対して違約金の支払いがあったそうで、実は儲けてはいないらしいです。。。
とにかく、ここまでの道筋には誠に呆れるばかりですが、とにかく残った現実は
超豪勢な施設のヒルトンが割と安く使えるってことで、利用しないのはもったいないってことなのです。
よし、これからも利用しちゃおう!!
ってのが私の考えなのです。。。
というわけで、そのほかのヒルトン小田原の記事はこちらをご覧ください。
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