ヒルトン成田を訪れた際には、大好きな飛行機を眺めに行くところがあります。
それはこちらの東峰神社というところ。
鉄のフェンスに囲まれた、ちょっと異様な感じの小さな小さな神社です。
この場所までは、細い道路沿いもずっとフェンスとなっていて、空港内のB滑走路近くまで無理矢理入り込んでる感じの位置関係となっています。
そして、大変失礼ながら、スピリチュアルな感覚がない自分でも、あんまり良い雰囲気は感じないところなんです。。。
そんなフェンスに囲まれた小さなスペースで、フライトレーダーアプリで離着陸の状況を確認しつつ飛行機がやってくるのを待ちます。
キーンという音とともにフェンスの向こうから飛行機が姿を現しました。 だんだん近づいて来て、音が爆音に変わります。
ピーチエアです。
そして、最も大きく見えるのが、神社の上の辺り。 どうですか!この迫力。
B滑走路はA滑走路より短いため、小型~中型機が離着陸する滑走路です。 それでもこの迫力には圧倒されます。 つづいて来ました。
着陸態勢なので、もちろん飛んでくる位置はさっきと一緒。
今度はジェットスターでした。
この東峰神社で見られる光景がどんなに貴重かというと、次に行ったひこうきの丘で撮った写真と比べるとよくわかります。 空港南側にある「ひこうきの丘」では、成田のメインの滑走路、A滑走路の発着が見られます。
なので、大型機も多く離着陸するところですが、、 最も近づいた写真がこれです。
まぁ、もちろん望遠レンズで撮れば、飛行機の近影は撮れるのでしょうが、音の迫力が違うんですよ。 次は大韓航空の4発機。
あのデカい機体でもこんな感じです。
ひこうきの丘では、飛行機が着陸する姿を最後まで見届けることが出来るのがポイントですね。
さて、今回ご紹介した「東峰神社」 どうして、こんな感じに空港内に入り込み、そしてフェンスに囲まれた状況なのかというと。。。
元々はこことは別の場所に「航空神社」という空難者を祀るために建立した神社がルーツなのですが、この地に移ってきた後、土地の権利が共同名義だったことをうまく利用され、空港反対派の「三里塚闘争」に巻き込まれ、最終的には空港反対派の象徴的な場所となったのだそうです。
そして、この近くには空港反対派との争いで殉職された警察官の方の慰霊碑などもあるそうです。
そんな背景もあって、あのようなフェンスに囲まれており、今でも度々警察のパトロールが行われているのだとか。
そんな場所ではありますが、飛行機を近くで見るには絶好の場所なので、なぜだかちょっと忍びない気がしつつも、いつもお邪魔してしまう場所なんです。