モロッコの南西部、サハラの入口ザゴラです。
大きめな街ですが、結構な田舎です。この写真は街外れのですが…
ワルザザードからここまで所々ナツメヤシの茂るオアシスを見ながらのドライブも、もうここを抜けると砂漠が近いなという感じの風景になります。
そして、この街にはとても有名な標識があります。
「トンブクトゥまで52日」
隣国マリにある「トンブクトゥ」
この中世マリ帝国の中心都市は、ニジェール川上流に位置し、サハラを縦断するラクダ隊商ルートの基地として栄え、かつて黄金の都と呼ばれるまで栄えたそうです。
ちなみに私が子供の頃大好きだったPCゲーム「大航海時代」にも登場してましたね。ⅡだったかⅢだったかは忘れましたが。。
私も金の取引でひと財産築いたうちの一人なのです(あくまでゲームの中の話)
しかし現在では泥で作られた家々が吹き付ける砂になんとか耐えているという状況なんだそうです。
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20010325/onair.html
以前読んだ本、森本哲郎さんの「サハラ幻想行」では、かつてヨーロッパの都市と同程度の文明を持っていたという、この伝説の黄金都市の現在の姿に唖然としたとの記述があります。
それから40年ほどたった現在でも、この街の状況は好転してはいないようです。
砂に埋もれかかっている「幻の黄金の都」・・・
ものすごく旅行心をくすぐります。
いつかこの目で見てみたいと思っています。
ラクダで52日行くわけにはいきませんが…
それにしても何年前までこの標識は本来の役目を果たしていたのでしょうか・・・
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