モロッコ、フェズから車で南西方向に約2時間。
アズルーという街があります。
この街では、毎週火曜日に近隣のベルベル人が集まりスーク(市)が開かれます。
その火曜日、フェズに滞在していた私はそのスークを見てみたくてグランタクシーに乗って行ってみました。
ちなみにグランタクシーとは乗合タクシーのこと。旧型のベンツのセダンに7人乗りでギュウギュウで走ります。料金は30DHでした。
到着したアズルーは結構きれいな街。
地球の歩き方によると、この岩山の先にスークが立つそうです。
しかし、歩けども歩けどもスークは現れません。
人に聞いてみても英語が伝わらず、スークの場所がさっぱりわかりません。。。
一旦街まで戻ってあちこち歩き回り探し回っていたところ、英語で話しかけてくる人がいました。
その人はお土産屋のオヤジさんで、客引きの為に話しかけてきたわけだったんですが、おかげでスークの場所を知ることが出来ました(感謝)
お礼に35DHのアクセを購入。オヤジさんは、プチタクシーに「スークの場所まで乗せってってやってくれ」って伝えてくれました。
プチタクシーで5分くらい、結局着いた場所は岩山とは全く違う方向、地球の歩き方に一杯くわされました…
さて、スークはどんな感じかと言うと、広大な空き地にたくさんのテントが並んでいて、それぞれいろんなものを売っています。衣類、工具、おもちゃ、日用品、ヒツジ、食品などなど…
出店者の多くはバンでやってきてますが、買い物に来ている人は結構ロバでやって来ている人が多いようで、たくさんのロバが主人の買い物が終わるのをおとなしく待っています。
風の通る野外での販売ですから、香辛料屋さんの近くはマジでむせました。
オシャレなドアや窓枠もあります。
端の方には飲食屋台も
その中の一つでミントティをいただきました。
このぶら下がっている羊を使った料理を食べてみようかな~
とも思ったのですが、ここは炭火で焼いて提供していたので、ホントのローカルなタジンを食べてみたかったので、ここでは我慢して帰りにアズルーの街で食事することにしたのでした。
暑くて乾燥したこの地、とっても喉が渇きます。。。
そしてこんな商売が大盛況
水売りおじさんです。
独特な衣装に身を包み歩きまわるこの人から皆次々と水を買っています。
動物の皮を使ったタンクに入った水は気化熱によって少し冷えてるんだそうです。
マラケシュで見たことがありましたが、その時は観光客と記念撮影をしてお金をもらう商売でしたが、こちらは正真正銘の水売りおじさんで、感激しました~
その後
今夜の内にバスでタンジェまで行かなくてはならなかった私は、
「さあ、帰りも弾丸でお願いしま~す」ってな感じで、街でタジンを食べてすぐにフェズに引き返したのでした。またしてもギュウギュウタクシーで…
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