前回、ウルムチ市の国際大バザールと二道橋市場の様子をお伝えしましたが、
続いては、それらのある地域「回民街」の風景と人々の様子をお届けします。
あらためて言いますが、10数年前の旅の想い出です
ご覧のとおり、イスラム教徒のエリアは中国国内の風景とは思えない街並みです。
露店では、ブドウやアンズなどの新疆特産のフルーツが激安特価で売られています。
唯一中国っぽさを感じられるとすると漢字があることかな。
そして、印象的だったのが、とっても人懐こく愛嬌のある人が多かったことです。
カメラを向けると大体の人がポーズを取るし、そもそもカメラを向けなくても、「写真を撮ってくれ」って話しかけてきます。
こちらはタジク族の方々と思われます。特徴的な眉に興味シンシンで近づいて行ったら、それはもう大騒ぎ。
「こっちを撮れ」「この子を撮れ」「私はイヤよぉ」などなど、しばらく道端でキャアキャアやってましたww
参考までに、タジク人(タジク族)について、少しふれておきたいと思います。
タジク族はアーリア系スキタイ遊牧民の東イラン系の民族で、主にタジキスタン やウズベキスタン、アフガニスタン、新疆ウイグル自治区西部などに住んでいます。
タジク人の間では眉毛が濃く、繋がっている女性の方が健康的と考えられ、そんな健康的な女性を妻にしたいと考える男性が多いため、眉毛が繋がっている人がモテることになり、結果、つながり眉が美人だということなったらしいです。おもしろいですね。
そんな風にタジク美人のお姉さま方と遊んでいると、突然おじちゃん横入り
「おれも撮ってくれよう」
ってことで撮ってあげました。
って、後ろでまだタジク美人がポージングですけどねww
こちらの貫禄のあるおじさま。
撮った後に、チップくれよって感じに手を出してきたので、笑いながら肩をたたいたら向こうも笑って、バイバイってなりました。ww
こちらは軒先でこんがり焼かれた羊をラッピングする家族経営のお店。
店主のおじさんは「なんだてめえは?」みたいな感じですが、息子たちとお母さんが「まぁまぁ」みたいな感じで写真を撮らせてくれました。
こちらも羊料理のお店。
この日はウイグルに着いた翌日で、まだ慣れていなくて、こういった露店で食べ歩きは出来なかったのですが、ちょっと食べてみてもよかったなぁと後になって思った次第です。
ちなみにこの旅は、ウルムチから入って、カシュガルに飛び、さらに新疆の奥地を目指すという旅程を考えていました。
一日ウルムチ市内で遊んだ翌日、ウルムチ空港から中国南方航空でカシュガルに向けて飛び立ったのでした。
そのウルムチ空港内でのこと。
空港内の売店で小姐と片言のやり取りをしていると、やっぱり写真を撮ることに。
多分、この子たちはウイグル系ではないとは思うんですけど、やっぱり写真撮るの好きなんですね。
僕も旅先の人の写真を撮るのが大好きなので、こういう地方を旅するととっても嬉しいし、ほっこりした気持ちになります。
そして、カシュガルの空港に着いたのでした。
北アフリカでいわゆる「アラブの春」が起きるまでは、新疆ウイグル自治区はこんなに平和だったのに、、
本当に皮肉なことです。。
写真に写ってくれた人たちが無事であることを祈っています。
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