ランブラス通りの気ままな散歩を終えて、地下鉄に乗ってやって来ました。
いよいよ、この旅の序盤のハイライト!
そうです!
サグラダ・ファミリアを見に行くのです!!
実は教会では無かった⁈「サグラダ・ファミリア」
アントニ・ガウディの紛れもない代表作であり、バルセロナのシンボルともいえる「サグラダ・ファミリア」
僕が子供のころから、「未完の傑作」といわれていて、この時も完成までは100年はかかるだろうと言われていました。
この旅のシリーズについて、すでに何度も言ってますが2010年夏の記録です。
まさにこの年の11月、サグラダファミリアは、教皇ベネディクト16世がミサを行いローマ・カトリック教会のバシリカ(教皇から特権を受けたカトリックの聖堂)となりました。
これをもって、サグラダファミリアは正式なカトリックの教会となったとする見解もあるんだそうです。
バシリカになる直前のサグラダファミリアに行ってみた
というわけで、そんな大イベントの行われるちょっと前にサグラダファミリアを見に行ったわけです。
いよいよ地下鉄駅を降りて地上にあがると、、
い、いきなり来るか~~⁉
てな感じでもったいぶることなく、いきなり姿を現しました!
で、でかい!
デカすぎる!!
そして芸が細かい!
むかし教科書で見たとき、なんでドロドロ溶けかけてる様な建物なんだろう?
って思ってたわけですが、全てストーリーのある彫刻だったわけなんですね。
もちろん、絶賛工事中!
100年以上ずっと工事中!!
高層ビルの工事現場にこんなにたくさんの人が入って行って良いのでしょうか?
と言いつつ、僕も並んで、工事現場に入ります!w
入場料は一人12ユーロ
参考までに、現在の入場料は以下のようにガイドなしで36ユーロだそうです。
ちなみに塔なしの場合は26ユーロ。
僕が行ったときは、塔の有り無しという区別は無かったです。物価高ですなぁ
それでは行ってみましょう~
中はなんとホワイト基調。
しかも、今まで行ったことあるどんな教会とも全く異なる様式です!
ホントにホントにスゴイと思うと同時に
な、なんじゃこりゃ~!!!
と、もちろん良い意味で驚きで口がアングリって状態なのでした。
内部の中心の辺りから真上を見るとこんな風に明かりがさします。
H・R・ギーガー的な何かを感じます。
こんな螺旋階段がグルグルグルグル~~っと
写真で見ただけでも気が遠くなるレベルの階段です。
塔の上までやってきました。
バルセロナの街を一望。
街の眺めももちろん良いですが、
まぁ、サグラダファミリアから眺める景色より、サグラダファミリアが見える景色の方がいいですね。
教会の屋上部分にはこんな感じのオブジェがたくさんあって、ちょっと意外なんです。
あんまりこういうことしちゃうと、ちょっとテーマパーク感が…
まぁ、ガウディさんが言うのだから良いのでしょう。
さて、サグラダファミリアの一階には修復工事の作業の様子を紹介するコーナーもあります。
デザイン画や模型が見られるのはうれしいですね。
というわけで、旅の序盤のハイライト、サグラダ・ファミリア見学を満喫したのでした。
そして、外のお土産屋さんで、記念に一つだけお土産を買い、次なる目的のためにカタルーニャ広場方面へ戻ったのでした。
この頃までは、完成まであと100年はかかると言われていたサグラダファミリアですが、
2013年に、なんと2026年に完成見込みだと驚きのアナウンスがあったのです。
豊富な入場料収入と建築技術の進歩によるものなんだそうです。
今の時代に生きている僕らは、サグラダファミリアの建設中と完成後の両方に行くという稀な経験をするチャンスをもらったわけです。
そういうわけで、完成後にはまた行ってみたいと思います!
ガウディ設計のマンション「カサ・ミラ」
さて、次なる目的地は「カサ・ミラ」です。
こちらの建物は、1910年に実業家ペレ・ミラの邸宅としてガウディの設計により建てられました。
建築当時、3階にはペレ・ミラ夫婦が住み、残りの住居は賃貸にしていましたが、1室7部屋もある高級住居にはなかなか借り手がつかず、3世代同金額で貸すとの契約を結び貸し出したそうで、今でも昔の金額のまま月1,200ユーロと格安料金で暮らしている家族がいるんだそうです。
なんて、ラッキーな子孫たちなんでしょう!
ユネスコの世界遺産には、バルセロナのガウディの作品群が登録されているので、もちろんここも世界遺産の一つなわけです。
さて、そのカサミラ。外観からしてやっぱりガウディ!
これを百年以上前の技術で創り上げちゃうわけですから、関わった全ての人がすごいですね!
毎日毎日、観光客が押し寄せてくる自宅ってのもちょっと大変かとは思いますが。。。
そして、このカサミラに入るには約3千円の高額な入場料がかかります。
熱烈な建築マニアというわけでは無い僕にとっては、ちょっと大きすぎる出費。
今泊まってる安宿と同じくらいの料金ですからね。
というわけで、内部見学は諦めたわけですが、実はちょっとした裏ワザでカサミラ内部を拝めるのです。
それはこちら。
カサミラの一階に入っている本屋さん。
ここの店内からカサミラの内側の中庭の様子を見ることができるのです。
ありがとうございます!本屋さん!!
僕にはこれで充分です。
もう一つの有名マンション「カサ・バトリョ」
さて、お次はガウディ設計のもう一つのマンション。
「カサ・バトリョ」です。
カサ・バトリョは、1877年に建設された建物で、大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受け、1904年から1906年にかけて、ガウディはこの邸宅の改築を行いました。当初は完全な建て替えも計画されていたとのことですが、ガウディの意向で改築となり、建物に5階と地下室を加え、階段や内壁を作り直し、各部屋に曲線的なデザインを持ち込んで、タイルやステンドグラスの装飾を施したのでした。
やっぱりガウディ作品は独特なうえに芸が細かい。
どんな素人であろうと、ただものではない建物だということはわかりますね。
この頃の入場料は17.8ユーロ。
やっぱり、外から眺めるだけにしました!
ちなみに、この日の晩、飲みに行った帰り道に再び前を通ったので撮ってみました。
夜もなかなか雰囲気ありますね~
参考までに、2022年現在、カサ・バトリョの入場料は35ユーロとなっています。
安いうちに行っときゃ良かったかなという気がしないでもないです・・・
おひとり様ランチでパエリア
さて、朝から動きまくってちょっと疲れてきました。
ということで、さっそく旅の目的のひとつ、パエリアをいただきたいと思います。
お店選びとかはしてる余裕ないので、入りやすそうなこちらのカフェで。
まずは、ビールのレモンソーダ割。
グイグイいけちゃう危ない味です!
そして、こちらがお目当てのパエリア。
スペインではお米って丸くて大きい品種なんですね。しらなかった。
肝心のお味の方は、もちろん美味しゅうございました。
でも、日本で好まれるちょっとおこげの出来た、絶妙な焼き具合のパエリアではなく、ちょっとスープが残っている感じで、一緒にパンが付いてくるあたり、パエリアの立ち位置ってのが、僕の想像とはちょっと違っていたのかもしれません。
再びガウディの作品 グエル公園
グエル公園は1900年に、エウゼビ・グエルとアントニ・ガウディにより、丘の上に英国風ガーデンシティ、富裕層向けの高級住宅地として建設されました。そして、 パーク・グエルという英語の名前がつけられたのです。
今では、たくさんの観光客が訪れるバルセロナ屈指の観光地となっていますが、当時は市街地から遠く離れた未開の丘に作られた住宅ということで、全く買い手がつかず、住宅開発としては失敗に終わってしまいました。
グエルの死後、遺族によりバルセロナに売却され、以後、郊外にある静かで緑豊かな公立公園として、存在していたのですが、近年ガウディの評価が高まり、また、世界遺産にも登録されたことから、このような人気スポットとなっているというわけです。
この、トカゲのオブジェは公園のシンボル的名所になっていて、常にたくさんの観光客に囲まれています。
丘をたくさん歩いた後は、やっぱりビールのレモンソーダ割。
これをクラーラというのだと、ガイドブックに書いてあったのですが、
お店でクラーラと頼むと、大抵ビールの甘い炭酸水(スプライト的な)割りが出てくるので、ちょっとくどいのですが、僕は「ウノ セルベーシャ コン リモ ポルファボール」と何となく単語だけ並べて頼むようにしました。
文法とかどうなのかわかりませんが、そうするとビールのレモンソーダ割が出てきたのは確かなのでした。
ということで、さすがに疲れたので、一旦宿に戻るためランブラス通りにやってきました。
裏道に入って宿へ向かう前に
カヌダ通りの古本屋さん sala de arte librería canuda
宿のすぐ前に味のある古本屋さんがありました。
もちろん、スペイン語の本など読めるわけもないのですが、ちょっと見学してみました。
勝手に古本屋だと思ってたのですが、新刊もあるのかな。
それすらよくわかりませんが、つい長居しちゃいそうな感じの本屋さんでした。
ちなみに、書店名をグーグル翻訳してみたら「書店・アートルーム」となりました。
ということは、ここは美術系の本が充実してるんでしょうね。
知らんけど。
バルセロナ弾丸1日観光!
次回は、ピカソが通っていたというカフェに行ってみたいと思います!
treasuretravellers-com-spain-morocco-barcelona-6
~「帰るまでにしたい、10のこと」の達成状況~
1 | バルセロナでサグラダファミリアなどガウディの建築物を見る | 〇 |
2 | 本場のパエリアを食す | 〇 |
3 | 本場のバルでタパスとお酒 | ー |
4 | 本場のフラメンコをみる | ー |
5 | 迷宮都市フェズのリアドに泊まる | ー |
6 | 本場のタジンを食す | ー |
7 | アズルーのベルベル人マーケットを見る | ー |
8 | 港町タンジェに泊まる | ー |
9 | 船で国境を越える | ー |
10 | コスタデルソルの白い村に泊まる | ー |
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